JACKPLATE TEST    01.11.05
-TEST BOAT SPEC-

■VIPER COBRA 20D '00
 Mercury Optimax225 '99

■PROPELLER SPEC
 Mercury Trophy Plus
 Dia:13.75inch
 Pitch:26
 PVS:solid

■装着前最高速データ
 GPS計測   68.0マイル/h (6000回転)

 VITAL SPIRIT伴戸氏の協力により、ジャックプレート取り付けテストを行いました。
 オーナーの徳田氏はジャック無しの状態で十分に満足されていたご様子ですが、VITAL SPIRITにてボート購入時に同時にセッティングを見なおせば、購入後の追加コストを抑える事もできますので、ジャックプレート取りつけを行う事になったようです。

エンジン位置は5.5inchとかなり高めのセッティング。
(ハル底面からエンジンキャビテーションプレートまでの高さ。)
結果
  before after
ジャックプレート 0 6inch
エンジン高さ   5.5inch
トランサムガンネル-水面高さ 未計測 未計測
バウガンネル-水面高さ 未計測 未計測
最高回転 6000 6000
最高速(GPS計測) 68.0マイル/h 72.4マイル/h
 テストの結果、最高速で4.4マイルの伸びが見られました。
 ボートの姿勢変化に付いては、20ftのボートに控えめの6インチジャック取りつけということで問題に成るほどの姿勢変化は予測出来ませんでしたので計測しておりません。

●2001.12.16  73.7マイルを記録しました。
伴戸氏インプレッション
 中古艇ご購入時のセッティング見直しに際して、色々なプロペラ、エンジン高さでセッティングを行って見ましたが、最高速・旋回性能共に満足のいく物ではなく、ジャックプレートの取りつけを行う事になりました。
 テストの結果、プロペラが良く水を掴み、パワーロスが少なくなった事で船体全体の浮き上がりが増しましたし、バウを持ち上げる力も大きくなり、結果的に最高速が大きく伸びました。旋回性能等も含めたトータルなセッティングについては、オーナー様に有る程度乗り込んで頂き、好みでエンジン位置を調整して頂ければと思います。
徳田勝明氏(オーナー)インプレッション
 ジャックプレート装着前のセッティングでは少ししか乗っていないので、あくまでも感想という形になります。
 まず、ジャックプレートを付けて一番感じたことは、ボートの浮き具合の変化です。装着後は明らかに体感できるぐらいボートが浮くようになり、結果的に最高速も大幅に上がったと思います。その分、最高速付近ではロールが増したような感覚はありますが、特に問題のあるレベルではないと思います。
 次に上げるとすれば旋回性能ですが、これはジャックプレート装着前に殆ど試していないので比較する事は出来ませんが、非常に満足のいくものでした。あえて言うなら、幾分バウの回頭性能は上がった気がします。今回はプロペラのセッティングも同時に見直して頂いた為、トータルバランスは大幅に向上したと感じましたが、今後ジャックプレート装着を予定されている方はプロペラのセッティングも含め、プロに相談された方が良いかと思います。
 また、デメリットに関してですが、特に感じるものはありませんでした。今後はエンジン位置を含め、自分にあったセッティングを見付けていきたいと思います。

 最後に余談になりますが、ジャックプレート装着前はエンジンからの配線がボートのリアストレージ上にあった為、ストレージを開けるのにいちいち配線を手でのかしていたのですが、装着後は配線自体が後ろに下がり解消されました。

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