ENGINE HEIGHT    02.11.16
-TEST BOAT SPEC-

■STACER V12ft
 Mercury Sea Pro 10

■PROPELLER SPEC
 Aluminum

アルミボートはエンジン取り付け位置(高さ)の調整で最高速や操縦感が大きく変わるとよく耳にしますので、友人のVハル12ftのアルミボートを借りて実験してみました。

写真の様に中空の角パイプをトランサムボードとクランプの間に挟み、約28mmほどエンジンセット位置を上げてみました。

(トランサムやクランプの加工なしでの最高位置)
アルミプロップは写真の様にかなりキズだらけです。
新品状態でテストした場合、最高速はもう少し伸びると思われます。
結果
■BEFORE:39.3km/h
■AFTER :39.7km/h

 ノーマル位置でのDGPS計測時の最高速スピードが39.3km/hで、エンジン位置上昇後の最高速が39.7km/hで、結果的に今回のテストケースでは約0.4km/hの伸びしか見られませんでした。走行フィーリングに関しては、筆者がアルミボートに乗りなれない性もあるかと思いますが、特に大きな変化は感じられませんでした。今回のボートとエンジンの組み合わせだけを見ると、エンジン位置を上げる意味は無いと考えられます。

 また、上記のような方法でエンジン位置を上げた場合、クランプとトランサムボードの接触面積が少なくなりトランサムに予想外の負担を掛ける可能性も考えられますので、筆者としてはエンジン位置UPをオススメするわけでは御座いません。

*しかし、一部のボートではエンジン位置の調整でかなり最高速が伸びると言われております。

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